26.2.11

腸内細菌を破壊するもの



腸内細菌叢が損なわれるのは何によるのでしょうか?


・抗生剤  ・ステロイド、避妊薬ピル ・その他の薬品  ・ストレス、  ・栄養のない食事   ・感染症、  ・病気・粉ミルク育児  ・老化  ・公害  ・放射線  ・アルコール、 ・有毒化学物質  ・歯科治療

上のリストのいくつかはご経験があるでしょう。現代では疑いなく抗生剤がナンバーワン要因です。抗生剤はよい細菌叢と悪い細菌叢のどちらも殺します。疑いなく抗生剤は何億もの人々の命を救います。今日の医学では不可欠です。しかし、よい細菌叢と悪い細菌叢のどちらも殺します。

問題は、有益細菌、プロバイオテック細菌は壊れやすい方のものだということです。彼らが先に逝く。それから病原体が死に始めます。もちろん回復しますが、また微生物によって回復するまでの期間が違います。数日で回復するもの、数週間、数か月かかるものがあります。それで、病原体が入り込んで住み着くすきを与えます。住み着いてしまうと、それを追い出すのは非常に難しくなります。有益細菌が入ってきても追い出せるほどになります。

よく研究の進んでいる二つの菌属がありますが、彼らは抗生剤に非常に強く、西洋にはびこっています。一つはカンジダ属の中のイースト菌(酵母)で、あらゆる種類の抗生剤に強く、正常下では有益細菌の制御の下にありますが、有益細菌が破壊されると、全盛となり、自分たちの定着場所を確保します。もう一つはクロストリジウム菌で、100種類ほどがいて、すべて神経毒素を産生し、神経に影響します。これは腸を含めた二つの脳神経に影響するだけでなく、彼らの一種である破傷風菌という菌は、地球上のあらゆる土壌にいて、胞子で増えるので、一掃することはできません。煮沸しても冷却しても、何をしても生き残ります。胞子が発芽するのに、何年も待つことができます。

それで、健康な人間が健康な細菌叢をもっていたらどれだけ多くの強力で危険なクロストリジウムが住んでいても、腸内で有益細菌が優勢なら、支配下においています。住む場所をふやしてやりません。また有益細菌は解毒し、毒素を中和しますので、彼らの毒は害を与えません。しかし、有益細菌が抗生剤の投与によって一掃されてしまうと、クロストリジウムは抗生剤に耐性があるので、全盛となるのです。広い範囲に住み着き、増え広がるばかりではなく、彼らの毒素は中和されず、腸の裏地を通っていきます。そして血流に入り、脳に到達すると、多くの神経的精神的兆候をひきおこすのです。

抗生剤の投与による有益細菌の一掃でおこる、たった二種類の病原体菌属の過剰増殖でもこのようなことが起こります。それで、抗生剤の投与のあとは、かならずプロバイオテックのものをとり、発酵食品をとらねばなりません。しかし、あいにく、医者たちはそれをあまり知りません。患者に言いません。勧めたりもしません。単に抗生剤をあげるだけです。

ステロイド、避妊薬も腸内細菌叢を壊滅的にします。あいにく、現代女性たちが家庭を持つ前の非常に早いうちからこれをのみ、それが腸内細菌叢にかなりのダメージを与えています。ストレスやその他の薬品が長い期間続くと、非常に強い打撃です。腸内細菌叢の構成が変わり、数多くの不快な兆候へと導きます。その他、粉ミルク育児も腸内細菌叢を完全に変えてしまいます。そのため、最初に起こるのがアレルギー、アトピーの症状である湿疹やぜんそく、その他多くの症状です。水っぽい耳垢は粉ミルクの子供に共通して起こります。それから、老化。年を取るとプロバイオテックを多くとらねばなりません。また、常に発酵食品をとらねばなりません。公害、放射線、アルコール摂りすぎ、歯科治療などもそうです。歯科医があなたの歯や口に入れるものはほとんど有毒です。腸内細菌叢に毒です。それから何週間もあなたが飲み込むものは有毒となり、腸内細菌叢を殺していきます。それで、歯科医は患者さんに、治療から数週間はプロバイオテックをとり続けるように言わなければなりません。非常に重要です。≫つづく