7.5.11

コレステロール仮説の誕生

[いきさつ]

Dr. Natasha Campbel-McBride’s “Put your Heart in your Mouth”
から、訳して抜粋。

「ダイエット心臓仮説(コレステロール仮説)は、今世紀最大、恐らく、全世紀最大の科学詐欺である。」
ジョージ・マン、(著名な米国の医師であり、科学者)

コレステロールや食事脂肪が「動脈につまる」そして「心臓病の原因となる」と、誰もが聞いたことがあります。子供たちでさえ、コレステロールと脂肪が「悪い」と聞かされています。何十年にもわたって、人気のマスコミにその方向で「教育」され続けてきました。私たちの食物につけられた数々の広告とラベルは、「低脂肪」「無脂肪」「低コレステロール、無コレステロール」が「コレステロールを低下させ、心臓を守る」といいます。医者も納得しています。コレステロールを低下させる薬が英国では毎年20%以上ずつ着実に増加しています。巨大製薬会社たちもその究極の目標に向かって激しく努力しています。それは、誰もが、子供たちも含めて、「予防的な」コレステロール低下薬を飲むことです。

なぜこのような状況となったのでしょうか? これは、邪悪なコレステロール仮説(diet-heart hypothesis) のたまものです。 


この説は、最初、ミネソタ大学の生理衛生学研究所長であったアンセル・キーズにより、1953年に提唱されました。この仮説は、コレステロールを含む食事脂肪が心臓病の原因であり、これらの食物を避けることで心臓病を避けられる、というものでした。

この裏付けで、アンセル・キーズは、グラフを作り、六つの国の脂肪の消費量と心臓病による死亡率の相関関係を示しました。彼は、データがある22の国の中から入念に6か国のみを選んだのです。このグラフは、完璧な相関関係をしめしました。脂肪をよくとる国ではより多くの人が心臓病で死ぬと表しました。しかし、データのあるすべての国をグラフに書き込むと、相関関係は消えます。実際、脂肪の摂取と心臓病による死亡率は何の関係もないことを示します。

(参考動画↑)