GAPSファミリー
GAPS本の「ファミリー」の章をお読みください。
この項では、GAPSファミリーとは何かについて説明します。ここに載せた情報は、本で述べた内容に補足するものです。
GAPSファミリーが赤ちゃんを作る際
自閉症、ADHD,識字障害、運動障害、その他のGAPS症状のある子供の親が下の子供を作ろうとするときは、やはり心配があるものです。次の子供も身体的、精神的問題を抱えてほしくないと思うものです。すばらしく健康な赤ちゃんを産むためには、受胎の前から考えるべきことがあります。すでに妊娠している場合、今すぐ変えることがベストです。
変えることの中で最重要なのは、両親の食事です。健康的な子孫の繁殖において、子供を作る親の栄養ステータスこそが最も大切です。妊娠の当初からも母親は健康的な食事法を続けなければなりません。父親はそれほどの必要性はありませんが、父親も行うなら、(肉体的、精神的に)妻を妊娠中から出産までよりよくサポートできる状態になります。
深刻な消化系の問題、アレルギー、慢性疲労、無気力、その他の典型的なGAPSの兆候がないなら、フルGAPS食事法を受胎の4~5か月前から行うことをお勧めします。
しかし、もし、一方の親にでも明らかなGAPSの兆候があるなら、そして、それが母親側なら、GAPS栄養プロトコルをすべて行い、完全に健康を実感し、受胎して妊娠を乗り切れるというところまで続けてください。
すでに妊娠しているなら、フルGAPSダイエットに直行してください。しかし、イントロダイエットで発酵食品の部分をよく読み、徐々に導入することが重要です。(発酵食品をこれまで食べたことがないとしたら)
この食事法については、GAPSの本やウェブサイトで関連の情報を見て学んでください。
ここでは、いくつか重要点を付け加えます。
・加工食品を厳格に除去します。(箱入り、缶入り食品)、ソフトドリンク、砂糖、食品添加物。外食は避けます! 外食すると、有毒な加工脂肪や油、化学添加物、質の悪いタンパク質、炭水化物、その他多くの赤ちゃんにとっての危険要素を避けることが不可能です。家で新鮮な料理を新鮮な材料からつくります。
・日常的に食べるものの85%は、しっかりしたものであることを覚えておいてください。つまり、新鮮な肉、魚、卵、良質の乳製品、野菜、天然脂肪です。甘いもの:焼き菓子(ナッツの粉とドライフルーツでつくる)、はちみつ、くだものなどは、食間のスナックとしてのみ食べるようにします。
・自家製の肉・骨のストックをスープやシチューを、温かい飲み物として日常的にとります。肉・骨のスープは赤ちゃんとあなたに数えきれない利益を与えます:強力な消化と免疫系、強力な骨と筋肉、強いスタミナなどです。ストックを作った後、骨や関節周りのゼラチン質の肉もたべます。温かい肉のストックを(生きたヨーグルトやケフィアを添えて)飲むことで、妊娠中の病気を治す助けになります。
・あなたが取り入れる脂肪には特に注意を払ってください。それこそが繁殖ホルモンのバランスをとる主要なエージェントです。天然の動物脂肪(バター、クリーム、肉についた脂肪)、低温圧縮で良質のオリーブオイル、ココナッツオイル、のみをとります。赤ちゃんはこれを非常に必要としているので、いつもより多くとってください。
・徐々に発酵食品を導入します。発酵食品は、オプショナルではありません。特に妊娠中は必須です! それにより確実になるのは、栄養素の適切な消化吸収、ビタミンB,ビタミンK,その他の利益の供給です。
・地域の農場で、オーガニック、生の乳製品を、最善を尽くして探してください。生乳、生バター、ヨーグルト、チーズ、クリームの栄養価は、市販の、殺菌、加工された乳製品とは比べ物になりません。無殺菌のオーガニックの乳を見つけられなければ、乳を飲んではなりません。その代り、毎日、オーガニックバターと発酵乳製品をたくさんとってください。それらは、生きたナチュラル、ホールヨーグルト、ケフィア、伝統製法でのチーズ、サワークリーム、クレームフレッシュなどです。
・レバーやその他の内臓を常にとります。レバーは、葉酸の最高の栄養源です。(その他の栄養素は言うまでもなく)また、多くのありがちな問題を予防します。
・あなたの消化系が正常なら、じゃがいも、サワードウのパン、全粒の穀物を家庭で料理し、適切な量をとります。これらの炭水化物は、たっぷりの天然脂肪とともにとることで、その消化スピードをおそくし、栄養価を高めます。人々があなたを見て、「彼女はたっぷりのバターにちょっぴりのパンをつけるのが好きなのね!」というぐらいがいいのです。
善い食べ物のほかに、メンテナンスレベルで良質のプロバイオテックをとるとよいです。しかし、日常的に発酵食品をたくさん摂っているなら、市販のものは必要ないかもしれません。良質の肝油をメンテナンスレベルでとります。週に一度は(発酵されていない)小魚を忘れずに摂ってください。
妊娠の前と妊娠中に考慮に入れるべきその他の関連問題は、
1.自分の体の毒素負荷を減らすこと。赤ちゃんにも結果として送り込まれるからです。妊娠中の女性がさらされるいかなる毒素も胎児に運ばれます。この汚染された世界では大部分のあかちゃんは、かなりの毒素負荷で生まれてきます。それは、体の組織を害し、身体的精神的に壊れやすくします。ありがちな落とし穴を避けることで、毒素負荷がより少なくなり、そうして、より強い組織が作られます。GAPS本の解毒の章、特に一般的毒素負荷を減らす、について読んでください。妊娠をよくのりきるため、体を毒素フリーにすることが不可欠です。すべての人工化学物質をできるだけ避けましょう。パーソナルケア製品、化粧品、香水、髪染、掃除用化学洗剤、カーペット殺虫剤、ドライクリーニング、業務用化学製品、家のペンキ、などです。妊娠中は家の装飾直しや新しい家具を買うのによい時期ではありません。これらのものは、毒素化学物質を家じゅうに充満させ、赤ちゃんにとっても毒となります。毒素の充満した場所、美容院、塩素消毒されたプール、ショッピングセンター、病院、その他、化学製品の匂いのする場所に行くことを避けましょう。歯科医を疫病のように避けましょう。そこで使うほとんどのものは有毒です。もし絶対歯に詰め物が必要なら、アマルガムを避け、白い詰め物を選んでもらいましょう。薬を飲むのを避けます。医療的検査は絶対に必要でなければ避けましょう。検査をすれば、薬や医療へと続いてしまいます。日常的環境で何が赤ちゃんにネガティブに影響するかを注意深く考えましょう。放射線、公害、高電位のマスト、品質の悪い水などです。これらの問題を避けるため段階を追って対処しましょう。
2.妊娠を楽しみましょう!受胎した瞬間から、赤ちゃんがあなたの最優先のものにならなければなりません。そのほかはその次です。それで、何を計画するにも、「これが赤ちゃんにどう影響するか」を常に第一に考えてください。それが仕事であれ、休暇であれ、家族や友人宅への訪問であれ、あらゆることは、赤ちゃんのために最良であるかどうかという観点から行う(あるいはキャンセルする)必要があります。あまり努力しすぎることや、やりすぎることはしないでください。
ストレスは出来事ではなく、あなたの反応のことを言います。それで、人生の状況に対するあなたの反応をコントロールしてください。穏やかで、哲学的であってください。ユーモアは、ストレスフルな状況で神秘的な働きをします。あなたが十分でないとか、自分が悪い、と思わせ、悲しませる人を避けましょう。あなたを喜ばせ、良い気持ちにさせる人たちを探しましょう。
善い眠りは不可欠です。特に妊娠後期にはベッドを柔らかく、快適にして、よく眠れるようにしてください。毎日昼寝をしてください。これはオプショナルではありません。妊婦なら必ずです。一日のうち、昼寝の時間が取れるように計画してください。深く眠らなくてもよいのです。新鮮な空気の中での散歩は妊婦にとってやはり不可欠です。快適な自然の中での軽いウォーキングは最良の運動です。
3.出産と母乳の準備をしてください!
赤ちゃんのために産道の準備をすることが不可欠です。これは、伝統的に女性が普通行ってきたことです。産道の準備のため、そこを有益細菌叢で被う必要があります。そのため、毎日、入浴の後、自家製ヨーグルトかケフィアを一握り使って、生殖器、胸、脇の下に塗ります。ケフィアやヨーグルトを乾かしてから服をきます。週に一度、良質のプロバイオテックのカプセルを就寝時に膣に挿入します。(あるいは、ケフィアやヨーグルトをタンポンのようにして綿にしみこませて何分間か入れておきます)これらの場所が有益細菌叢で覆われれば、病原体に守られ、赤ちゃんが産道を通ってくるとき、あなたから有益細菌叢が赤ちゃんにわたることになります。胸と脇の下を良い細菌で被うことで、乳腺炎を予防し、赤ちゃんにプロバイオテックを補給できます。したがって、この手順を出産後も続けます。
赤ちゃんが生まれたら、新生児のページをご覧ください。