新生児ケア

新生児

赤ちゃんが生まれましたね!
おめでとうございます!

最初によく考えるべきことは、食物を何をあげるかです。


赤ちゃんに食べさせる物

大げさではなく、この上なく大事なことは、赤ちゃんに母乳を上げることです。最初の数日は、初乳が出るので、特に大事です。自分でできなければ、乳母か母乳をくれる人を探すようにしてください。そういった人を探す良い場所は、生む前の産科の待合室(そこで生むように決めていた場所)か、生んだ直後の産科病棟です。母乳を滞りなくするために、母乳をくれる人を2~4人探しておくとよいでしょう。そう遠くないところに住む健康的な女性を探すのです。粉ミルクを使うケースでも、(たとえ時々でも)母乳を加えることで、赤ちゃんの発達と全体的健康のために素晴らしいことをしてくれます。最高の市販ミルクでも母乳の質に比べると、足元にも及びません。粉ミルクしか選択の余地がないなら(母乳を時々あげながらだとしても)、ミルクに良質のプロバイオテックを最初から入れるようにします。

乳腺炎

乳腺炎は母乳育児の不可欠な部分です。母乳育児の女性はこれに一度ならず何度もかかります。母親が乳腺炎になったら・・絶対にやってはならないことは、母乳をやめることです。炎症のあるおっぱいで母乳を続けてください。それがあなたと赤ちゃんにとって有益です。あなた:おっぱいを常に空にすることが乳腺炎では必要です。おっぱいのなかに母乳が滞らないようにしなければなりません。赤ちゃん:あなたのおっぱいからの感染は、赤ちゃんの免疫の発達のために起こる、最初の自然からの方法です。生まれた直後は赤ちゃんの免疫は未熟なため、教育が必要です。赤ちゃんを取り巻く環境が、よくある病原体に触れさせ、あかちゃんの免疫系を教育します。乳腺炎は、ありふれた細菌を導入して赤ちゃんの体の免疫系を訓練するのにつかわれる安全な方法です。炎症のあるおっぱいからの母乳がこれらの微生物と抗生物質、その他多くの免疫要因を赤ちゃんに運び入れ、それが赤ちゃんの免疫系と交流し、正しい反応の仕方を教えるのです。

乳腺炎で体が発熱します。これは不可欠ですが、取り扱いが難しいかもしれません。高熱で、おっぱいにある母乳のダクト(乳腺?)をふさいでいるものを分解させます。赤ちゃんが吸うことで、この塞ぎを取り除くのです。ホメオパシーの資格者なら、高熱と乳腺炎について手助けができるでしょう。いれたての柳のお茶か、プレーンアスピリンでも高熱に対処できます。乳腺炎には通常抗生剤が処方されます。しかし、抗生剤が本当にたすけになるのかについての コンセンサスは医療界にはありません。重要なことは、乳腺の塞ぎを取り除くことで、それを赤ちゃんが効果的にやってくれるということです。抗生剤を飲まなければならない場合も、母乳育児を続けてください。そうです。赤ちゃんが抗生剤にさらされますが、多くの防護的免疫要因が母乳に入っているので、それと混ざります。乳腺炎が解決するにつれ、あなたの母乳は赤ちゃんの消化系で正常なバランスを取り戻します。

固形食の導入

哺乳瓶育児の赤ちゃんには4か月目から離乳食を導入します。母乳育児の赤ちゃんは、6か月目まで待つことができます。ただ、赤ちゃんの空腹がひどいなら、早めにあげることができます。離乳食は徐々に導入するべきで、一日に、ごく少量から始めます。あとは、母乳かプロバイオテックを加えたミルクです。


第1週:

・肉のストックを始めます。よい肉のストックを作るには、骨付き肉(丸鶏か、半分の鶏)を2~3時間弱火で煮ます。塩も何も入れず、ただ水で煮ます。同じ方法で魚のストックを作ることができます。魚まるごと一尾か、ひれ、骨、頭の部分です。骨と肉を取り出し、スープをこします。冷凍してもよいし、冷蔵でも1週間もちます。温かい自家製の肉のストックに自家製のヨーグルトを混ぜたものからはじめます。子供が肉のストックと自家製ヨーグルトを哺乳瓶、スプーン、ビーカーで食べた後の補足は、必ず母乳だけにします。ストックを小さじ1~2に、自家製ヨーグルトを小さじ1/2を混ぜて母乳の前に与えます。赤ちゃんがその量を問題なく受け入れたら、徐々に増やします。市販の固形スープをつかわないでください。高度に加工されており、有害な成分がたくさん含まれています。チキンストックが特におなかにやさしいものです。ストックから脂肪を取り除かないでください。いっしょに脂肪をとることが赤ちゃんにとって重要です。

・小さじ1~2の新鮮にしぼった野菜ジュースを上げます(主に、ニンジンで、キャベツ、セロリ、レタスなどを少量)。これを温水で薄め、食間にあげます。市販の野菜ジュースや果物ジュースを与えないでください。自家製の絞りたてのジュースのみを与えることができます。このジュースはもちません。しぼったら30分以内に飲ませる必要があります。


第2週  

・1週のものを続けます。 

・野菜スープか、ピュレーを始めます。野菜の皮をむき、種をとり、よく加熱したものです。その野菜を自家製肉ストックで煮ますが、塩やその他を入れません。非でんぷん野菜(イモ類、パースニップはだめです)を使います。適した野菜は、ニンジン、ズッキニ、カボチャ、リーク、玉ねぎ、にんにく、ブロッコリ、カリフラワーなど(皮をむき、種をとります)。野菜を柔らかくなるまでよく加熱し、さまし、天然の脂肪とともにピュレー状にします。天然脂肪とは、小さじ1のオーガニック・ココナッツ・オイル、低温圧縮オリーブオイル、肝油5滴、ギー小さじ1(無塩オーガニックバターから自家製に作ったもの)、または、生のオーガニックバター(無塩)小さじ1のどれかです。毎日違った脂肪をあげてみます。野菜ピュレーが体温ほどまでさめたら(腕の内側にたらして確認します)自家製のオーガニックヨーグルト小さじ1を加えます。このピュレーを一日小さじ2~4からはじめ、徐々に量を増やします。最初はかなりの液状のものではじめ、固さを増していきます。


第3週 

・前週までのものを続けます。

・(長時間煮た後でピュレーに)煮た肉を、野菜スープ、ピュレーに混ぜて与え始めます オーガニックのチキン少量からはじめ、徐々に増やします。肉のほかに、手羽やもも肉、胸や体の皮、残骸を一緒に入れるようにします。(皮、茶色の肉、脂肪が赤ちゃんにとって最も価値あるものです。)オーガニックチキンの後は、その他の肉を、水のみで煮て導入します(骨や関節のまわりのゼラチン質が好ましい)。もっとも適しているのは、あなたが肉のストックを作ったときの肉です。よく加熱され、ゼラチン質になっています。

・粉ミルクをスープや野菜ピュレーで代用し続けます。母乳なら、離乳食の後に必ず母乳をあげます。

・自家製ヨーグルトの量を食事ごとに小さじ1~2杯に増やします。
 
・よく熟したアボカドを小さじ1から野菜ピュレーに導入します。量を徐々に増やします。

・新鮮野菜しぼりたてジュースの量を増やします(温水でうすめます)。特に、レタス、キャベツのジュースをニンジンジュースに加えます。


第4週、第5週。

・前週までのものを続けます。

・オーガニック生卵の黄身を、野菜ピュレーに混ぜて与え始めます。一日に生卵の黄身小さじ1/4からはじめます。反応が出ないかをよく見ます。反応が出てこなければ、徐々に生卵の黄身の量をふやし、スープや野菜ピュレーを上げるたびに入れるようにします。

・これまでの食物がすべて受け入れられたら、リンゴをピュレーにして加えます。皮をむき芯を取った、熟した料理用りんごを少量の水で煮込み柔らかくします。煮えたら、バター、ココナッツオイル、またはギーを入れます。このリンゴピュレーは、冷蔵庫で最低1週間はもちますし、冷凍もできます。与える前に体温ほどに温めてください。(または室温まで)一日に小さじ数さじからはじめます。軟便がないかなど、反応を見てください。なければ、徐々に量をふやします。温めたり、料理するのに電子レンジを使わないでください。電子レンジは食物を破壊します。従来のガスレンジやオーブンを使います。アップルピュレーは、熱いお湯にお皿ごとつけて温めることもできます。・ギーの代わりに無塩のオーガニック生バターを食事に入れるようにします。


第6週、第7週

・前週までの食事を続けます。・食事ごとに自家製ヨーグルトを小さじ3までふやします。ジュースや水に薄めて哺乳瓶で上げ始めることができます。

・生卵の黄身を一日2個まで増やし、スープや肉のストックを上げる時に入れます。肉の摂取を増やします。特に関節や骨まわりのゼラチン質の部分です。(水でよく煮ます)。・完全に粉ミルクをやめます。母乳なら、続けます。


第8週、第9週。

・前週までの食事を続けます。・ナッツバター(アーモンドバターかヘーゼルナッツバター)、カボチャ、ズッキニー、卵で作ったパンケーキを加えます。一日小さなパンケーキ1枚から始め、徐々に量を増やします。焼くとき、ギー、ココナッツオイル、あるいは、その他の動物脂肪(新鮮な肉を焼いて集めた脂肪)で焼きます。

・新鮮な生絞り野菜ジュースを増やします。ジュースにヨーグルトを加えます。野菜の混ぜたものに生のりんごを入れてみてください。

・レタスと皮をむいたキュウリから生の野菜を加えてください。(フードプロセッサでブレンドし、スープや野菜ピュレに入れます)ごく少量から始め、受け入れるようなら徐々に増やします。それらの二つの野菜がよく受け入れられたら、ほかの野菜をごく少量ブレンダーで混ぜることを徐々に始めてください。ニンジン、セロリ、ソフトキャベツ、などです。

・自家製ザワークラウトの汁を導入します。ザワークラウトから絞り出した汁で、赤ちゃんのスープと野菜ピュレーなどに小さじ1から入れてみます。食事ごとにあげる汁の一日量を小さじ1まで徐々に増やします。


第10週とその後:

前週までの食べ物を続けます。
・赤ちゃんに、ごく少量の軽くスクランブルした卵を(またはオムレツ)を上げますが、その時、生バター、ココナッツオイル、ギー、または自分で集めた動物性脂肪をふんだんに使います。アボカドと生か料理した野菜を添えます。

・よく熟した生りんごを皮をむいてあげてみます。熟したバナナも試します。(皮に茶色の点々があるもの)果物を上げるのは、食間で、食事とともにあげてはなりません。

・自家製コッテージチーズ(自家製ヨーグルトから作ったもの)をごく少量から始め、徐々に増やします。コッテージチーズをヨーグルトから作る方法は、ヨーグルトを入れた鍋を熱いお湯を入れた鍋につけて、ヨーグルトのかたまりとホエイに分離させます。大きなボウルにチーズクロスを敷き、ヨーグルトを注ぎ、チーズクロスの端を絞り8時間水分をしたたらせます(一晩でやるとよいです)。このコッテージチーズを赤ちゃんの食事に加えたり、低温圧縮のはちみつを少量かけて出します。この自家製コッテージチーズが完全に導入できたら、生乳を試します。

・私の本にあるレシピを使ってパンを作ってみてください。パンをごく少量からはじめ、徐々に量を増やします。赤ちゃんの過敏の具合に応じて、あとで導入する食物もあるでしょう。最良の確認法は赤ちゃんの便です。軟便や便秘になったら、赤ちゃんにそれを与えるのが早すぎるサインだと受け取ってください。食事からその食物を取り除き、数週間待って、もう一度導入します。もう一つのよくある反応は、皮膚に現れる湿疹や皮疹の発現です。自家製ヨーグルトに深刻な反応が出たら、ホエイという水分を集めます。(しみだしてくる黄色い液)ホエイに含まれる乳タンパクはより少なく、よりよく受け入れられます。一日数滴のホエイから始め、徐々に量を増やします。ホエイ半カップがよく受け入れられたら、ヨーグルトをもう一度導入します。

離乳の際は、自信を持ち、リラックスしてください。赤ちゃんはバロメーターです。私たちに心配事があったら言葉にしなくてもそのごとく反応してきます。赤ちゃんがある食べ物を拒否したら、一時間後や、明日にあげてみてください。急いでいない、幸福でリラックスした時間を選んでください。最初から、赤ちゃんの食事がすばらしくメチャメチャになるさまを受け入れてください。ベビーチェアの下にシートを敷いておき、食べ物がどこへ飛んで行こうとも心配しないでください。常にスプーンを二つ用意します。一つは赤ちゃんにあげて、なんでも好きにさせてください。二本めはママが持ち、それで食べさせます。時がたてば赤ちゃんは自分でスプーンで食べられるようになります。離乳期間は非常に短いのです。なるべく楽しくやりましょう。


食事やよい食べ物のほかに

赤ちゃんはあなたの愛情いっぱいの接し方、新鮮な空気の中での散歩、よい眠りが必要です。そのほかはありません!予防注射、注射、検査、不必要な診察、人工的化学製品はナシです。

予防注射については、GAPS本の当該項を読んでください。GAPSファミリーの赤ちゃんは、強い免疫系と肉体的、コミュニケーションスキルが発達するまで予防注射をしてはなりません。子供が4~5歳になるまでは、ということです。もしどうしてもワクチンを打つ必要があるなら、子供が絶対的に健康で元気であることをよく確認してください。ワクチンの成分リストを見せてくれるように頼み、それについて説明することを要求してください。混合ワクチンは避け、単一ワクチンを探してください。

ベビーケア製品に含まれるすべての人工化学物質を除去してください。ナチュラルと銘打っていても、トイレタリー製品は使いません。赤ちゃんは石鹸やシャンプーで洗う必要がありません。きれいな温かい水だけでいいのです。石鹸は、赤ちゃんの皮膚にある保護油脂を洗い流してしまうので、乾燥して病原体の侵入にさらされます。ココナッツオイル、オリーブオイル、自家製ヨーグルトやケフィアをおむつの当たる部分や乾燥した皮膚に塗ってあげます。

家の中が化学物質フリーであるように心がけてください。掃除には水と酢を使い、天然の生物分解性の洗濯洗剤を使い、食器は手で洗います(石鹸成分をよくすすぎます)。赤ちゃんが生まれて一年間は、家の装飾をしなおしたり、新しい家具を買ったり、キッチンを新しくしたり・・・などをしないでください。このようなことをすることで、有毒な化学物質が家に充満し、赤ちゃんの発達に影響しかねません。赤ちゃんを有毒な場所に連れて行くことをなるべく避けてください。塩素消毒されたプール、ショッピングセンター、病院などです。赤ちゃんの周りでたばこを吸ったり、香水のつけすぎを許さないでください。

赤ちゃんのベッドも自然素材にします。赤ちゃんのマットレスをプラスティックシートで被います。尿が現代のマットレスを濡らすと(特に前の赤ちゃんからのお下がりで古いもの)、微生物とマットレスの化学物質が化学反応をおこし、有毒ガスを発生することがあります。(ベビーベッド死の原因)

全体として、人工の化学物質、放射線、その他の環境的危険要因に赤ちゃんがさらされるかもしれないことを考え、避けることを考えてください。