6.6.11

動物脂肪ゼロは心臓病死率が7倍


Dr.Natasha "Put your Heart in your Mouth" より。訳して抜粋 (番号は、著書の文献番号)


 以下引用:
7.インド、ボンベイでの、SLマロトラ博士の研究では、マドラス人は脂肪の摂取が非常に少なく、動物性脂肪をまったくとらないが、心臓病で死ぬ数がパンジャブ人の7倍で、しかも、若くして死ぬ。パンジャブ人は、伝統的に多くの動物性脂肪をとるが、ここでも動物性脂肪が心臓病から守っているようだ。(11,12,23,30)


8.数十か国で研究がなされ、心臓病にかかる人は脂肪やコレステロールを多くとっているのかを調べた。どの研究を見ても、心臓病にかからない人と脂肪の量は同じであった。(7,9,10,12、15,19)1998年までに、30の研究で、動物性脂肪の摂取が心臓病とまったく関係ないことが明らかに論証された。しかし、これらの研究は、植物性油脂とマーガリンを食べることが、心臓病に強力な関係があることが発見された。


9.研究に次ぐ研究でコレステロール値が正常な人々も、コレステロール値が高い人と同じだけ心臓病で死ぬことを示している。そして、血中コレステロール値では心臓麻痺の予測が不可能。(10,12,15,16、17,21,61)


10.多くの研究は明らかに低コレステロール値が心臓病やその他の病気からの死亡率が高いことを論証している。それで、コレステロール値の低い人は短命の確率が高い。(10、15、18、23、24、27、30、61)


11.コレステロール仮説の当初から、研究につぐ研究で、女性にとって高コレステロールは、リスク要因ではないことが論証されている。(10,11,12,15,24,31)実際、女性にとって低コレステロール値は危険であると示されている。フランスの研究者たちは、老齢の女性たちにおいて、高コレステロール値の女性が最も長生きで健康的な人生を送り、低コレステロールの老年女性は、早く死ぬ確率が5倍高いことを発見した。(11,12,27,28,30,62) フランスの研究者たちは、女性、特に年を取った女性たちのコレステロール低下に警告を発している。年を取った女性たちにとって、コレステロールは、健康を守ると示されている。それで、女性はコレステロール値を心配することをやめるべきである。しかし、医師はこの事実に気づいていない。彼らはやはり女性にも、男性と同じくコレステロール低下薬を処方する。そして、典型的に年を取った女性たちがこの処方を受ける。この年齢期に心配すべきは、心臓病よりも二倍も死亡率の高いガンについてである。(12)


 12.男性が高コレステロールであることと心臓病とは何の関係もないことが多くの研究で示されている(10,12,15,16,17,18,21,57,61) 実際、大部分の研究で、女性と同じく、男性についても、低コレステロールの場合、心臓病やその他の健康問題にかかりやすいことが示されている。それでもなお、医者たちは、今日何百万人という男性にコレステロール低下薬を処方し続けている。
13.ロシアでは、低コレステロールが心臓病のリスク増加にかかわっていることが示されている。(12,30,61) ここでも、コレステロールは心臓を守ることが示唆される。
14.年配の人では、コレステロールは健康を守ることが多くの研究で示されている。つまり、中高年で高コレステロールの人は、低コレステロールの人より長生きである。実際、年を取った人々がコレステロール値を減らそうとするのは危険である。(12,27,59,60,62)


抜粋引用おわり(反証できる研究結果はほかにも多数列挙)