(写真はレクチャーに使われたものと同じではありません)
今日はある重要な疑問にこたえたいと思っています。
「健康的な食事法とは何か?」
多くの人々が大変混乱しています。そして、いろんな人たちがまったく相反する食事法を「よい」と提案します。間違った、破壊的な食事法を含めて。よい食事法とは、アトキンズ食のような多くの肉を食べるものでしょうか?ビーガンやベジタリアンと言った、野菜のみ食べるような食事法でしょうか?それとも他の「作り上げられた」食事法でしょうか?それらは、私が思うに、毎日毎日大家族を養わねばならないような人々が作り上げたものではありません。そこでは毎日同じようなものを大量に必要としたでしょう。
リサ・シンプソンというTVキャラクターは、とても賢い女の子ですが、リサでさえ、理解できないのが、「いったいどれが健康的な食事法なの?」という問いです。
アメリカ合衆国政府が定めた食物ピラミッドというものがあります。確実に、英国でも同じようなものがあると思います。米国のものは、6~8人分の高炭水化物食です。この結果、ピラミッド型の人々が増えすぎました。この食事法は、「科学」に基づいていません。これはUSDA(米国農業省)の農業政策にもとづいています。彼らの責任は、農産物を売ることです。それで、この食事法が作り上げられ、非常に明らかな災難をもたらしています。
この食事法で大きくなった人々には、学習障害、行動障害、感情的問題、不妊、慢性疾患の急増、が結果としてあらわれ、さらにこれを続けることは、棺桶にくぎをうつ行為です。
そこで、真に健康な食事法を探したウェストン・A・プライス博士の研究結果に行きます。
さきほどの話では、かなり、相異なる例が出ました。
真に健康な人々の行った食事法とは、
・野菜、植物をとらなかった
・野菜をふんだんにとった
・動物を多くとった
・動物をあまりとらなかった
・乳製品を多くとった
・穀類を多くとった
・・・
ここから何がわかるのでしょうか?
私たちは、健康的な伝統食を研究し、11の原理にたどり着きました。
この原理を知り、ご自分たちの地域で、手に入れやすいものを探してください。あなたの経済状態、あなたの好み、子供の好みなどで考えるのです。家族のだれも好まない食事を準備しても無駄です。しかし、うれしいことに、この原理で紹介する食物はとてもおいしく、満足のいくものです。
第一の原理:加工食品、変性食品ゼロ
プライス博士の時代、この加工・変性食品リストでは少ないものでした。
加工された白砂糖、白い小麦粉、植物油、缶入り食品、コンデンスミルクです。植物油は、人類史上最も新しく導入されたものです。
現代ではそれに加えて、(ハイ・フルクトース)コーン・シロップなどがあり、これは完璧な有毒製品で、特に子供の発達に有毒です。
白い小麦粉はまったく中身のない西洋食の根幹です。
ライス・ミルク、スキム・ミルク、これらはもう食物ではなく、最も価値ある栄養が抜き取られています。
水素付加された油脂、加工された植物油は、巨大な災難をもたらしていますが、動物脂肪を完全に追い出しました。これらの産業は50年、60年かけて動物脂肪を悪魔化するのに成功したのです。私たちの研究では、現代の加工植物油は非常に危険であることがわかりました。
また、特に、タンパク質の粉(プロテインパウダー)には懸念しています。後述しますが、人々には不要のものです。西洋食の問題はタンパク質ではありません。西洋食には多くのタンパクがあります。また、その他
添加物、着色料、などの問題があります。これらの化学物質は体に入るべきではありません。
「Life in its fullness is Mother Nature obeyed.」プライス博士
「十分な生命は、母なる自然に従う」というプライス博士の言葉があります。現代の科学の態度とは完全な反対の立場です。現代科学では、「自然は偶然このように現れてきている。これは脅威である。間違いが多い。自然を修理し、変えねばならない」と言います。
プライス博士は、「我々は自然の一部である、十分な生命を生きるには、自然のルールを理解せねばならない」と言います。
これら加工食品は、母なる自然の与えたものではなく、工場の作ったものです。これらをもう修正することはできません。オメガ3や6を入れたり、ファイト栄養(生物学上活発である植物から得たが栄養食品ではない化学物質)を加えたりしますが、完全なクズです。そして、これらのタイプの食品を食べ続ける限り、あなたは十分な生き方をしないでしょう。人生で完成したいことを完成できないでしょう。
第二の原理:どの健康な伝統食にも動物性食品が必ず含まれている。
プライス博士にとっては、これは最大の失望でした。彼は、植物性のみが一番よいと思っていたのです。彼の発見では、これらの伝統的健康人たちは、かなりの労を費やし、長い旅に出、危険をおかし、動物を捕獲し、それに最高の価値をおきました。彼の意見では、最も良いのが、魚と魚介類。しかも、身というよりは、魚油、骨、内臓、頭です。彼の研究では、最も強固な骨格の人々は、シーフードを食べた人たちです。
そして、鳥は多くの文化で食べられました。鶏、鴨、ガチョウなど。そして太った脂肪の厚いものをほしがりました。脂肪をとったムネ肉ではなく。内臓、脂肪、皮などです。木の実は残しておいて鳥たちを太らせました。
赤みの肉も多くの文化で食べられました。ビーフ、ポークなど。しかし、猟が多いときは赤みの肉は捨てて、犬やジャッカルにあげました。人々は、脳みそ、骨髄、タン、肝臓、動物のすべての脂肪はとっておき、少しの赤みをとっておき、乾燥させたりスモークしたりしました。
乳と乳製品。多くの健康文化で、生乳か発酵乳をとりました。卵、爬虫類、昆虫などもとりました。
動物からしか取れない栄養が多くあるのです。
(44:03) つづく