サリー・ファロン・モレルのスピーチより(パート1-2) (写真は講義に使われたものと同じではありません)
プライス博士は南太平洋にも行き、島で十代の若者たちのはじけんばかりの表情に出会います。(右の写真:上の段)
私たちの知っている十代たちは、こんなふうには笑わない。(ピンク台紙の写真:左の4枚)このうれしさにあふれ、楽観的な笑顔。違う家族の人だが、みな似ています。栄養が非常にすぐれているため、内面がこのように美しく表現できるのです。彼らの遺伝子の最適の表現です。
出会ったある女性は90歳で、村には多くの老人たちがいます。彼らの平均寿命は知らないのですが、老人たちのために食物が蓄えられています。
この健康な南太平洋の島人たちの食物は、熱帯地方であり、野菜、果物が豊富、ココナッツという脂肪の多い果物、タロイモ、これは、炭水化物を多く含み、その保存・調理方法は発酵です。これらの文化では、人々は炭水化物を食べる前に発酵させます。食の基本はあらゆる動物、タコ、カニ、動物は全身食べるということ。カニはあらゆる内臓が入っていて黄色い部分は、ミネラルやビタミンが非常に豊富。カニの卵も食べるし、殻も粉にして食べます。何も無駄にしない。ブタは非常に重要な食物。地面に穴を掘り、地下の穴でローストします。脂肪、内臓など、すべてを食べます。こちらの青年はおいしい海のイモムシを食べています。聖なる食べ物は、大きな危険を冒してとらえるサメの肝と肝油。これは子づくり、妊娠、成長に非常に重要と考えられています。サメの肝は、サメの腹に入れ、木につるして発酵させます。それからしたたり落ちたのがサメ発酵肝油です。これが彼らにとって非常に重要なものです。
ここでも彼は同じようなパターンを発見します。文明が入り始め、食物がかわることによって、虫歯、苦しみが訪れ、次に生まれる世代は狭い顔幅で、歯にも変形ができます。(右の写真:下段)そして現代的健康問題。それはうつ病や行動の問題。そして、未開人にあった楽観的表情は失せ、不快な顔になります。(ピンクの台紙の写真、右側)
だまされた、やられた、そんな顔をしています。その通り。彼らは生命の権利を侵されたのです。肉体の完成という点で。この星に生まれるすべての子供は、肉体の完成という権利を与えられています。人間は、魅力的になるようにできています。若者は魅力的になりたいと思うものです。それが設計図に書かれています。しかし、今日、建築資材は、その設計図に最適なものではないのです。
正常な骨の発達がわかる写真もあります。未開食人と現代食人の顔のつくりの違いがわかります。現代食を食べた両親から生まれた方は、顔幅が非常にせまくなっており、歯が混んでいます。頭蓋骨につるされた骨格が、生きるために自ら調整して狭くなった形です。
建築のアーチと歯科的アーチを比較しますと原理は同じです。広く大きなアーチの建物は、しっかりと安定した柱がつきものです。非常に強い資材、すなわち骨です。こちらの広いアーチが未開食人の成人の歯科的アーチにあたり、狭いアーチは現代食人の歯科的口腔骨です。強さ、美しさ、秩序が広い方にはあります。狭い方は、弱さ、退化、混沌、プライス博士は、肉体的(degeneration)退廃と呼びました。動物実験によると、その種の動物に適さない食事を与えた場合、人間も含めて、第一世代で、骨の弱化、顔の構造が狭くなり、慢性疾患の始まりがみられ、第二世代までに、重篤な病がおこり、行動の変化が現れる。猫の実験では、メスが攻撃的になり、オスが従順になります。第三世代までに、死に絶えます。メスは不妊となり、若者は成熟しません。私たちは西洋でこのタイプの現代食が始まってから第3代目にあたります。私たちの世代には多くの割合で不妊があり、若者たちの間に深刻な病が急速にはびこりつつあります。
米国で現代のほとんどの子供が歯列異常の様々な例に直面し、矯正歯科に連れてこられます。矯正は高価ですが、歯列のみ矯正が可能ですが、体のほかの部分は矯正できません。歯科医は、その原因を指くわえや遺伝だと信じています。しかし、遺伝ではありません。栄養の問題です。
栄養不良で最初に影響されるのは、全身の中で、上あごの骨です。これが広い頬骨になります。頭骨のすべてはこの上あご骨に触れていて非常に重要です。次に影響をうけるのは、下あごの骨です。上あご骨が健全で広いと、非常に魅力的な顔になります。
こちらの写真の女性は1920年代に生まれ、(35:16)自然のまっすぐに生えた歯で、美しい女性です。彼女は、タラの肝をつめたタラの頭や海のイモムシなどを食べなくてもこの美しさを得ました。彼女の食物は、放牧された牛の生乳、たくさんの生バター、生クリーム、魚介類、魚卵も大事として食べていたし、肉のスープ、果物、野菜でした。これら西洋食を食べて、遺伝子の最高の形を表現できています。正しい農業でできた正しい食物の選択をしたのです。
こちらは中米の典型的な子供たち。(36:25)正常な顔骨格の発達が見られます。値段の高い西洋食はありませんが、明らかに「よい」食事をしています。ヤギの生乳、シーフード、内臓、など。裕福でない人々で、内臓をよく食べるのです。それには通常の肉の10倍から100倍の栄養があります。昆虫類も世界中で食べられています。あと、チーズ、コメ、豆類です。ここの食物は植物が土台です。しかし、食べている動物食も大変栄養があります。
これと対照的なのが、西洋の現代食人。狭い顔で、誰もが歯をまっすぐにするのに、矯正器具を必要とします。子供たちに、アレルギー、ぜんそく、ガン、関節炎も増えています。(36:35)
これはウェストンAプライス財団の提唱する食事法に従った両親から生まれた赤ちゃんです。
栄養的な準備を十分に行った両親。母親は妊娠中と授乳中、そして離乳食に非常に気を使いました。この赤ちゃんたちは、生まれつき健康で、問題がない、泣かない、早く話し始める、いうことをよく聞く、月齢より早く発達する、未来への希望です。今日も多くの若い女性たちが見えていますが、みなさんが未来への希望です。実際、未来を握っています。これらの問題を本当に解決できるかどうかは、みなさんの食生活にかかっています。このメッセージを心にとどめてくださるかどうか。そして、残りの人たちは、彼女たちをどのようにサポートすればよいか、彼女たちに、よい食物、道徳的、経済的サポートをどのようにして行うか。それが私たちの優先問題ではないでしょうか。誰が未来を背負いますか。世界の若い女性たちです。38:19