13.7.11

自閉症における有益細菌のはたらき

http://www.youtube.com/watch?v=L10veYssJvA

前回からのつづき
D:発酵食品は何千年の昔から食べられていますが、今は、それを自分で作らなくなっています。「おばあちゃんが作っていたけど、健康にはいいらしいけど、自分では作らない」と言います。それを取り戻さねばなりません。これらは、非常に重要です。生命力にあふれた細菌たちの生きた力が必要なのです。有益細菌の実際の数は知りませんが、とにかく、おびただしい数の有益細菌があり、テニスコートを覆うほどだといいます。

N:そうなんです。腸管を平面に広げると、テニスコート大になります。このコートがバクテリアの厚い層で覆われています。ここに2キロに及ぶバクテリアがいます。これら有益細菌が健康な人には住んでいるのです。人体の細胞よりも数倍多い細胞数です。遺伝的物質も人の体全体より多く、この遺伝的物質は非常にパワフルです。これが人体の遺伝的物質と交互作用し、話し合い、遺伝子の表現に影響します。これがあなたの遺伝子のにかかわります。

人間は、創造(出現)以来、有益細菌を取り入れてきました。水を川や井戸から飲みました。バクテリアいっぱいでした。土壌細菌などです。彼らはタンニンを産生します。タンニンとフミン酸をだします。これらが私たちがミネラルの吸収の自然な方法です。フミン酸は、土壌からの無機質型の金属をキレートします。それはまた、植物が吸収する方法でもあります。

私たちは、水道水を飲むようになりました。水道水は塩素を加えて消毒されています。これらのバクテリアがいません。世界の国々で水道水が導入された直後に虫垂炎の大流行がありました。それがロシア、英国、欧州の国々、シンガポール、中国で記録に残っています。飲み水の塩素消毒が始まると、虫垂炎の大流行が始まるのです。重要なものが飲み水から除去されたからです。塩素がバクテリアを破壊するのです。

人々は発酵食品をよくとっていました。それが自然な保存法でした。穀類、肉、魚、野菜、乳など地上の食べ物はほとんど全部を発酵しました。このように人々は常に食事から非常に多くの生きた有益細菌を取り入れていたのです。私たちには必要です。体はそれを必要とするように設計されています。

ここで言わねばならないことは、ほとんどの市販のプロバイオテックサプリは、健康な人が健康を維持するために作られています。健康に違いをもたらす目的で作られていません。自閉症の子供たちは、介入量、治療量のプロバイオテックが必要です。その中には、様々な異なるバクテリアが含まれ、治療に十分な量を含んでいなければなりません。私はクリニックで使っているものがあり、バイオクルトといいますが、このようなプロバイオテックは、ダイオフ反応を起こします。これらの有益細菌が病原体細菌を殺し、死ぬときに毒素を多く出します。このような毒素のためにこの子供は自閉症の症状が出るのです。それで、この大量の介入量のプロバイオテックを消化管に導入すると、ダイオフ反応が起こり、症状が悪化します。それで、プロバイオテックの導入は、ごく少量からはじめ、徐々に治療量の投与量に近づけていきます。そして、そのまま、数か月量を維持します。病原体を一掃し有益細菌と取り換えるには長い期間がかかります。

D:私たちのボディ・エコロジー・ダイエットには、7つの原理があり、その中の一つで、浄化作用というものがあります。私たちが自閉症の子供たちのお母さん方とかかわるようになって数年たちますが、最初のころのお母さん方には、この、浄化作用についてよく教えねばなりませんでした。つまり、健康へと向かい始める時、体にエネルギーがわくようになる前、最初に体がやることは、毒素を出すことなのです。まず毒素を出さなければ、健康にはならないからです。毒素が血流に出て、皮膚や、発熱などで出ますが、その症状をみたお母さんが、「この食事は効いていない、食事を変えても、子供が変わらない、突然子供が調子を崩した」と言うことを言われます。人々にまず理解してもらうことは、体はまず自ら浄化するということ。それからよくなるというのが、この体の創造と設計において行われることです。そのため、毒素を出しますが、その時快適ではないのです。数年間のかかわりのなかで、お母さんがカギであることがわかりました。この子供がよくなると信じ、そのために浄化していると信じ、熱を出したり、インフルエンザのような症状になったり、疲れがひどい、機嫌が悪いなどのことを耐え忍ぶのです。これが過ぎ去れば子供がよくなると信じるのです。母親が正しいことをやっていて、状況が悪くなっても、それを過ぎれば治る方向に向かうのです。

たとえば、ヤングココナッツのケフィア発酵ドリンクですが、飲み始めて1~2週間の中で、子供の便が非常に臭くなるというのです。しかし、それが過ぎ去ると、子供が前にできなかったことができるようになったとおっしゃいます。アイコンタクトや、社会性、発語などがあったと。体にあらゆる毒があったわけです。子供たちは毒素を出した後、治っていくのが大人に比べて速いのです。それで、なるべく早い時期に始めるのがよいのです。理想的には一人も自閉症になる子供がいないのがよいのですが、私たちはそのために予防する手立てを知っています。幼い子供なら非常に速く治すことができ、少し大きくなった子供でも、もちろん改善できます。

つづく