24.2.11

腸は第二の脳






ナターシャ・キャンベル・マクブライド MD



@ワイズトラディションズ会議UK2010のレクチャーより



http://vimeo.com/10507542

今回このようにUKでウェストンAプライス財団(WAPF)の第一回会議が開かれましたことを大変うれしく思います。これは非常にすばらしい団体で、サリー・ファロン先生が来てすばらしい講義をしてくださったことを光栄に感じます。

サリーは、英雄的女性です。彼女は、アメリカという企業、食品産業、薬品産業、農業産業、畜産業すべての大企業を相手に戦っています。相手にするのに、決して小さいものたちではありません。彼女の団体は、最初は小さな集まりでしたが、今は大きくなりました。およそ12000人の会員がいます。このすべての人々はこの地球のあらゆるものを変えようとしています。

人間は、ネズミのように地上に増え広がりましたが、私たちは、消費しすぎています。破壊的な農業、破壊的な生活様式で。この星に対して課税が大きすぎ、消費しすぎています。この星のリソースへの借りは、子供や孫が返すのです。これを消費するだけでは明日はありません。それを変えようとしているのがウェストンAプライス財団でみなさんのような方たちです。ここで人類が生き残るようにしたら、この星も生き残るでしょう。今、産業や大企業、それを支える政府のおかげで、この星を破壊へ導いています。私たちの母なる星です。母を破壊したら、どこで生きていきますか?

腸心理・腸生理症候群

今日の題名は、腸心理症候群、腸生理症候群についてです。どちらもGAP症候群です。2004年に腸心理シンドロームについての本を出版しました。現在、腸生理シンドロームについて書いています。すべての身体的症状が消化管とのかかわりがあるというのがその内容です。

腸は、免疫系の85%をもっていて、主要な最重要の免疫臓器ですが、第二の脳があるともいい、この二つの脳は互いに話し合います。消化系は臓器の中で最重要の部分であり、体の基本です。

「あらゆる病は腸に始まる。」これはヒポクラテスの言葉です。

科学が発達し、研究が進めば進むほど、これが真理であったことがわかりました。そして、腸心理症候群(GAPS)の本では、消化系と脳の機能について述べました。二番目の本では、消化系とその他の臓器の関係を説いています。多くの慢性的、遺伝的症状がこの時代人々を苦しめています。

つづく

21.2.11

サリー・ファロン







栄養の伝統シリーズは、「ワイズトラディションズUK会議2010」におけるサリー・ファロンの講演をまとめたものです。

サリー・ファロンは、ウェストン・A・プライス財団の会長で、有名な著書Nourishing Traditions の著者です。



彼女と財団の提唱するウェストン・A・プライス式の食事法は、このブログでメインに紹介しているGAPS食事法と同じではありませんが、消化異常、その他の病気のない健康な方は、この方式での食事を続けることで、栄養豊かな人生、頑強な子孫を産み育てられそうです!


GAPS提唱者のナターシャ先生の講演は、この後でご紹介します。

19.2.11

妊娠・出産・育児の栄養は特別

多くの人が慢性疲労に苦しんでいます。この解決は、消化を簡単にすることです。消化が簡単になるほどエネルギーが活動に残されます。発酵させて体外で消化をすませること、よく水に浸して処理すること、ゼラチン豊富なものを食べること。それが慢性疲労の解決です。
 
第11の原理は、伝統的食事法は未来世代のために特例を設けていました。

第一に、子供を作る前から妊娠中、発達中の子供に対して、非常に栄養豊かな食事をあげていました。

第二に、スペースをあけること。これは大変すばらしい習慣です。南太平洋やアフリカでは、毎年子供を作ることは大変悪いこと、罪深いとされました。それで、あらゆる方法でスペースを空ける努力をしました。自然の避妊や、アフリカでは、子供が二歳になるまでは特別なネックレスをして、「今は妊娠ダメ」と示していました。それで夫はほかの妻と関係をもちました。

第三に、若者に正しい食事を教えました。これは現代では行っていません。特に若い女性がベジタリアンであることがかっこいいとされています。そして大豆食品と野菜、ダイエットシュガーをたべています。そのため、悲劇以上のことが起こっています。これを修正するのにこれから何年もかかるでしょう。

こちらのフィジーの女性は長い長い距離を歩き、身ごもっている子供のために特別なカニを取りに行きました。

妊娠中の女性に対する栄養はもっと強調されねばなりません。
このアメリカ美人の妹は15か月後に生まれ、やはり美人です。
しかし、顔の三等分した真ん中の部分が未発達です。狭いです。歯のパレットが狭い。母親が妊娠の間に十分な間をとらず、栄養ステータスの回復と構築がなかったのです。子供だけではなく母親の健康、家族全体の健康がかかっています。子供の感情的な問題もあります。

この兄弟は生まれた間は3年です。
また、生後栄養高密の食事をし、肝油をとり、バターを食べました。3年あけたので、母親が回復し、父親も回復したでしょうか・・・たぶん。下に生まれた子供も同じだけの愛情を得て、また上の子供の嫉妬心などもあるでしょうが、どの子どもも最適の発達が約束されねばなりません。


私たちには多くの情報リソースがあります。プライス博士は、「とにかく教えて、教えて、教えるのだ」と言われました。伝統人たちは本能とインスピレーションに従いました。私たちは、科学、知識、教育を使うのです。それで、多くの教育教材をそろえています。まず、パンフレットで、非常に大切な情報がのっています。会員になると、季刊誌をお送りします。あちらのテーブルにはその他の情報があります。私たち全部が教師になるのです。また、ジャーナルがあります。健康な赤ちゃん、心臓病のもの、これはウェブサイトでも提供しています。ウェブサイトがあり、買い物かごをつけました。ニュートレンド出版から本も出ています。このセミナーのDVDもあり、より多くの情報が入っています。5時間半ものです。「Oiling Americaアメリカオイル漬け」の本ではコレステロール神話について載せました。また、プライス博士の本もお読みください。

まとめますと、伝統的な健康食では、農業漁業畜産から、料理法、保存法まで、あらゆるものが栄養を最大限に引き出し、取り入れることができていました。現代では、食品の栽培、料理法、保存法すべてで栄養は最小限しかとれなくなっています。そして、現代では健康の危機があります。その解決は一つです。妊娠からの栄養に気を付けることです。

オメガ6,3、塩

Sally fallon 2-4
http://vimeo.com/10502171/

39:44~

第8の原理:オメガ6とオメガ3脂肪酸が同量である。


こちらは、未開地の伝統食と現代食の中のオメガ6と3の割合です。現代食では、オメガ6が非常に多いのです。これは現代の植物油のとりすぎからきています。平飼いの鶏の卵はオメガ6と3がほぼ同量です。しかし、多段ケージの鶏舎飼いの卵はオメガ6が非常に高く、20:1です。天然の魚と養殖の魚もこのような違いになります。この不均衡の解決のためには、植物油をとらないこととともに、少量の亜麻仁油をサラダにつかうと、それがオメガ3を供給します。また、オーガニックの動物脂肪をとるとよいです。



第9の原理:すべての健康的伝統食で塩をとった。
海塩や岩塩、アフリカで塩のないところでは、ソディウム豊富な草を料理につかいました。酵素の活性化またタンパク質の消化のために必要です。塩からとる塩素が塩酸をつくります。

最近、あるドクターの話で、塩をまったくとらないダイエットの人には寄生虫がいるとおっしゃっていました。塩酸がつくられないからです。炭水化物の消化に必要です。塩は消化に必要です。だからこそ、塩を使うと食物がおいしくなるのです。重要な働きとして、脳の発達に必要です。授乳中の女性は塩をとるべきで、離乳食にも塩が必要です。その他、甲状腺などでも必要なのです。ほかの食品同様、真の塩を得ることは簡単ではありません。現代では、塩から大事なミネラルを抜き、アルミニウムベースの添加物が使われます。 それで、未精製の塩を使うことが重要です。セルティック海塩などにはミネラルが含まれています。

18.2.11

植物油の災難

多価不飽和脂肪の研究は多くなされています。

これは損傷した動脈です。これにより、心臓病、ガン、老化、免疫異常、脳の発達阻害がおき、特に繁殖機能と肺に悪いのです。
これらの産業は飽和脂肪を悪魔化するキャンペーンをはりました。動脈の閉塞、ガンの原因、炎症など、なんでも飽和脂肪のせいにしました。そして、これは完全に間違いです。

飽和脂肪は体に非常に重要です。食物からとらなければ、体がつくります。炭水化物から。それで低脂肪食の人は炭水化物にかじりついて飽和脂肪をつくるのです。粘膜、骨、心臓、肝臓も飽和脂肪が必要です。肺は飽和脂肪なしには機能しません。腎臓、免疫、必須脂肪酸、解毒のために必要です。

ヨーロッパでの研究で、飽和脂肪摂取が最少の国では心臓病が多く、飽和脂肪摂取が最大の国では心臓病の羅漢率が低いです。








未開地の食事では、多価不飽和脂肪としてはカロリーの4%でしたが、現代食では20%以上です。これが巨大な災難をもたらしています。


これらの植物油を今度はマーガリンやショートニングなどの固形物とするために部分水添という工程を通ります。複雑な添加と漂白の工程をへて最後にピュアーな植物マーガリンができます。そして、大々的な宣伝広告をします。原料は非常に安価だからです。





液体の多価不飽和脂肪は、体のあちこちで制御できない反応をおこします。個体の多価不飽和脂肪は、体内の化学反応を阻害します。酵素やレセプターを阻害します。動物性脂肪を避けて、部分水添された(トランス)植物性脂肪をとると、結果は、生化学的混沌です。あなたの体では、動脈硬化、心臓病、ガンなどができているかもしれません。またホルモンのはたらきも阻害します。
アメリカの政府はついにトランス脂肪は悪いと言い始めました。飽和脂肪と同じぐらい悪い、というのです。実際は正反対の結果なのですが、まだ教育が必要です。スーパーの棚を見ると、バターのおいてある棚はせまく、あとは全部マーガリンやその他のトランス脂肪です。加工食品すべてにはこのトランス脂肪が含まれています。

バターの良い点ですが、牧草飼育のバターにはより大きな利点があります。ビタミンA,E,D,ミネラル、などなど。スーパーの普通のバターにも良いことが多くあります。(39:44)

植物油の危険性

第7の原理

 
伝統食に使われていた脂肪の量についてですが、様々なばらつきがあります。30%と、あまり脂肪をとらなかった文化もあり、エスキモーのように80%が脂肪であった地域もあります。

私は若いとき低血糖を患いました。血糖値が低かったのですが、その治癒は多くの脂肪をとることによるものでした。しかし、多価不飽和脂肪酸はとりませんでした。わずか4%が多価不飽和脂肪酸でした。現代食と正反対です。  

脂肪の種類について申し上げますと、飽和脂肪は室温で個体、オリーブオイルなどの単価飽和脂肪は室温で液体、冷蔵庫で個体。多価不飽和脂肪は、冷蔵庫でも液体で、現代の植物油にあたります。こちらは飽和脂肪の分子です。

・・・ここでのポイントは、飽和脂肪と単価飽和脂肪は加熱しても変わりません。害がありません。長持ちします。安定しています。多価不飽和脂肪は不安定です。空気や熱に触れると、遊離基が体に多くの損害をもたらします。



下図は、加工油のフローチャートです。種子植物から油をとると、真っ黒で、匂いが強く、非常に汚いかんじです。それで、巨大産業の工場で、高温、化学物質で、漂白され、匂いをとり、出てくるものは、きれいに見える液体です。少し黄色をつけて、バターを思わせるようになっています。これには多くの遊離基がはいり、有毒です。遊離基はナイフのようなものです。体に損傷を与えます。非常に反応が激しく、体中で思わぬ反応をおこします。(栄養の伝統パート2(9))

17.2.11

大豆の大問題

大豆食品の問題


時間の関係で、大急ぎでお伝えします。大豆はマメ科です。マメ科の問題は毒素を多く含みます。大豆の問題は、これらの毒素を出すのが非常に難しいということです。そして、次のようなものが大豆の中に非常に高いレベルで含まれています。

フィチン酸(ミネラルの吸収を阻止)。プロテアーゼ(タンパク質の消化を阻害)、イソフラボン(エストロゲン様で甲状腺の問題、エンドクリン阻害)、レクチン、マンガン(赤ちゃんの粉ミルクでの大きな問題。乳児に有毒で、脳に有害。自閉症と同じ症状になる。また、粉ミルクはコレステロールが入っていない。乳児にはコレステロールが必要。)シュウ酸塩などです。


伝統文化で大豆を用いたやり方と現代の大豆製品との違いは、伝統的には発酵して少量を食べたのですが、現代では高度に加工されたものを大量にとります。特にベジタリアンはこれを大量にとります。どんなに強調してもしすぎることがありませんが、これらは偽物の食品です。工場でしか作られず、自分では作れません。よく包装され、本物のような形をしています。このような食品に似せた物質を取り入れたくありません。


アジアで大豆は必ず食べる食品という神話があります。しかし、アジアでは少量を食べるのであり、日本食の必食は魚で、中華料理の必食は豚です。


大豆を食べさせた動物の問題



多くの種類の動物で、不妊、甲状腺の病、肝臓障害がみられます。しかし、米国の大豆食品の推進者たちは、顔色一つ変えず、「人間にはこういった問題を起こさない」と言います。私は起こすことを知っています。

それでは、豆乳と真の牛乳のどちらがよいですか?真の牛乳は自然の与えた完全食で、豆乳には合成されたビタミンD2、乳化剤、高レベルのエストロゲン、その他多くの反栄養素が含まれています。
乳児用粉ミルクに関しては完全にひどい状態で、乳児はこのエストロゲンをアジアでの通常摂取量の10倍とっています。スイスの推論では、毎日4~10錠の妊娠抑制薬を飲むのと同等であるとしています。これに加えて多くの反栄養素を生後すぐの非常に壊れやすい期間に飲ませています。さらに、アルミニウムとフッ素も多く含まれています。
よい情報源として"The Whole Soy Story" という本があります。その他、私たちのウェブサイトwestonprice.orgに多くの情報源があります。(29:07)

朝食シリアルと学習障害


今日の子供たちの中に、消化異常とともに、学習障害、じっと座っていられない、集中できない子供たちが多く、これらの箱入りのシリアルを食べ続けている子供が多いのですが、これらの朝食シリアルがこの状況になんらかの関連があると思われますか?私はそう確信しています。この写真は健康食品売り場です。健康食品だからといってシリアルが健康的であるわけではありません。たぶん、オーガニックのホールグレインを使いタンパク質値が高いのでしょう。しかし、エクストルージョン過程でタンパク質を破壊し有毒にしています。

こちらはUSDA推奨残酷な朝食です。


中身は、エクスクルードされた朝食シリアルと、殺菌された無脂肪乳、フルクトース入りのオレンジジュースです。おそらく殺虫剤を使ったオレンジです。


よい朝食をとるのは非常に重要です。高脂肪、良質タンパクの朝食です。我が家では、主人が朝食を作り、私は夕食を作ります。彼はベーコンを使ってクリエーティブなものをつくります。ベーコンをフライパンにしき、パイナップルやりんごなど、フルーツを置きます。そして、スクランブルエッグには卵黄を追加します。ジャガイモ料理の残りを刻んでラードで焼きなおします。ラード大匙1で、一日のビタミンDがとれます。そして、スムージーです。ホールヨーグルト、ケフィア、ココナッツオイル、卵黄入りです。これがよい朝食です。
オートミールが好きな方は、ロールドオーツを一晩水に浸し、何か酸を入れます。リンゴ酢、ヨーグルト、レモンジュース、ホエイなど。あなたが寝ている間に、有益な菌たちがあなたのオート麦を予備消化してくれます。
ところで、今日、穀類をまったく食べられないという人々がいます。この原因には二つあります。一つ目は、子供で腸が未発達である場合、第二は、よく処理していない穀類を与えたのが早すぎたためそのまま不耐性ができたのです。穀類を食べるには、よく発達した消化器が必要で、しかも、よく処理されたものでなければなりません。
翌朝、お湯をわかし、未精製塩を加え、このオート麦をよくよく加熱し、オートミールができます。これにナッツやココナッツをトッピングします。甘いものがほしいなら、ここに天然の甘味を足します。私たちは甘いものが全然だめとは言いません。みなさんには味覚があり、それを尊重しなければなりません。否定するのではなく、道理をわきまえて使うのです。それで天然の栄養が豊富な甘味料を適量使います。メープルシロップ、はちみつ、などです。このオート麦は、水に浸して加熱したことで、すべてのミネラルが解放されていますので、脂溶性活性剤が必要です。それで、脂肪を加えます。さらに、糖が血液にまわる速度を落とすことができます。それで、血糖値の急上昇、急降下を防ぎます。それで、オートミールにはクリームかバターを入れます。私はバターを4さじ入れます。もっと多くてもよいのです。(26:03)

13.2.11

加工炭水化物からの神経毒


Sally Fallon, Part 2 つづき
現代、私たちが穀物を処理する方法は、エクストルーダ、押し出し機です。これで朝食シリアルを作ります。こちらの窓から押し出されてきますが、超高温、高圧がかけられています。コーンフレーク、チェリオ、ポップした穀物、パフした穀物が出てきます。これは大変パワフルな産業で、この押し出された穀物に関する研究結果を公表しないようにする力があります。私のところには、これで作られたシリアルに関する研究結果が2例もたらされました。

一つはシリアル会社が行ったもので、研究結果はカギのかかったキャビネットに入っていますが、ポール・ステッドという人が、"Fighting the Food Giants" (巨大食物産業との戦い)という本で明らかにしました。

そこでは、ラットを四つのグループに分け、1).普通の麦、2).ビタミンと水、3).水のみ、4).エクストルーダーで押し出し加工されたパフ麦 を与えました。ラットの生存期間は、1).一年以上、2).6週間 3).4週間、4).2週間でした。

もうひとつは、ローレン・ザーネという人の研究で、これも出版されませんでしたが、電話で話してくれました。こちらでは、3グループに1).ラットシェルRat shell, 2)コーンフレーク、 3)コーンフレークの箱 を食べさせました。

ラットの生存期間は、1)一年以上 , 3)箱を食べたラットは 2)コーンフレークを食べたラットよりも長く生きました。コーンフレークラットは、箱ラットの中の1匹めが死んだ日に全滅しました。箱ラットは、飢餓により、ゆるやかに力を失いましたが、コーンフレークのラットは、動揺し、ケージを走り回り、互いをかみつき、ひきつけをおこし、その発作中に死亡しました。解剖の結果、腸へ続く神経細胞に異常がありました。腸は第二の脳です。非常に強い神経毒なのです。栄養の伝統パート2(6)

発酵しなければ食べられないもの

第六の原理は、


種子類、穀物、マメ科、ナッツ類は多くの文化で食されました。多くの栄養素を含みますが、同時に反栄養素も含まれます。種子類には酵素抑制剤が入っています。これが消化を妨害します。フィチン酸はミネラルの吸収を妨害します。・・・

それで、これを準備段階で手を加えて栄養素を取り込みやすくしなければなりません。草や穀物を食べる動物は草食胃があり、2~4つの胃をもつ複雑な消化系です。この中には発酵のタンクがあります。反栄養素を処理し、セルロースを分解します。私たちにはこのような胃腸がありません。人間の胃には発酵タンクがありません。それで、食べる前に体外で発酵させなければなりません。伝統的文化すべてがそれを理解していました。それで、水に浸す、発酵、発芽、サワードウを作って処理しました。サワードウは発酵のプロセスです。ゴリラは人と似ていますが、大きな胴の範囲に消化系の内臓がつまっています。それで、ジャングルで葉っぱを食べて生きられます。一方人間である我々は餓死します。

種子類の適切な準備ですが、自然のファクターをまねていて、種子の保存成分を中和し、発芽させます。酵素抑止剤、フィチン酸などの成分はプラスチックのようなものででつつまれていて、種が発芽するまで保存しておき、多くの栄養が種子に使われるようにしているのです。私たちは保存料を食べたいとは思いません。

それで、伝統文化では次の四つのものを加えて種子類を準備しました。水分、温度、わずかな酸、時間です。これらは発芽に必要なものであると同時に、人間が食べる前の準備に必要なものです。

こちらは、伝統的チェロキー族のトウモロコシの準備場面です。ここでは加熱したコーンミールを使い、コーンラスクに入れ、2週間寝かせます。これがトルティーヤです。発酵したコーンミールを熱した岩に貼って作ります。あるいは、水で薄めて栄養ドリンクとして飲みます。栄養の伝統パート2(5)

12.2.11

GAPSリカバリー(サムの場合)

GAPSヘルプというMLで、ジャニスさんという方がGAPSダイエットで息子さんを改善したビデオつきのブログが紹介されました。 (上のタイトルをクリック!)

百聞は一見にしかずなので、ご紹介します!

上の三つぐらいは、去年の2月で、おばあちゃんにバレンタインのごあいさつを撮ろうとしていた時。(カモシカの服)

下のビデオは、今年の二月。サムはとてもおちついて、ママとのやりとりをおだやかにやっています。

最後に、おばあちゃん、大好きだよ。と。

ジャニスさんは、去年まではWASF(ウェストンプライス式)食事をしていて、発酵させた穀物もあげていましたが、去年の4月からグルテン除去をし、友達と遊びたがる、など、改善をみせましたが、どうやって一緒に遊ぶか、というのがよくわからない様子でした。また、その改善は定着しませんでした。

「去年10月からフルGAPSダイエットに入りました。しかし、こんな些細な食事の変化で改善を望むのは無理だと思い、12月にはWASFとグルテン除去にもどりました。それを1か月ほど続けたとき、サムの状態がこれまで以上に悪くなり、これまでで最悪の期間でした。手をひらひらさせ、手をたたき、自分のコントロールができない。ほかの子供にかみついたりしました。

それで、とうとうGAPSイントロダイエットを敢行しました。2011年1月から。現在イントロダイエットの第4ステージです。まだときどき手をたたいたり、ひらひらさせるのはやりますが、劇的に減少しました。

イントロをやる前はサムが、朝5時には起きて、歌ったりしていて、「静かにして」と言わなければなりませんでしたが、イントロを初めて二日目からは、サムの部屋はとても静かです。7時までよく眠れるようになり、じっと座っていられるようになりました。

この結果に非常に満足で、また、神様がくれた食物を食べるだけで変わったことに驚いています。」

(ジャニスさんのブログを手短にまとめました。)

11.2.11

発酵で酵素ゆたかに

サリー・ファロンの講義より

第五の原理

第五の原理は、伝統食において酵素と有益細菌のレベルが高いことについてです。
酵素には三つの基本的タイプがあり、代謝、消化、そして食物に含まれるものです。代謝酵素には1000ほどが発見されており、動き、考え、修復するといったあらゆる化学反応に酵素が必要です。代謝酵素の機能は、解毒です。健康なら厳しい断食など必要ありません。体自体が一日中クリーニングをしつづけています。消化酵素は22あり、すい臓と唾液腺 が作っています。食物酵素は、アミラーゼは炭水化物を消化しリパーゼは脂肪、プロテアーゼはタンパク質を消化するもので、食物に含まれています。これらの文化では食物を発酵させ、酵素豊かにしました。それがあなたの消化を助けるのです。だからこそ発酵食品は力とスタミナを与えるのです。体が自ら何かを作り出して消化するということをしなくてもよいからです。

酵素豊かな食物の例として、生の乳製品があります。ここでも、数多くの酵素があり、殺菌によって破壊されています。生の肉と魚、特に生で時間のたった肉、生のはちみつ、熱帯の果物。りんごやグレープフルーツは酵素はあまり豊かではありませんが、熱帯の果物は酵素ゆたかです。低温圧縮オイル(エクストラバージンオリーブオイル)、最後に乳酸発酵食品、保存のためのものですが、多くの酵素を作り出します。もっとも典型的なものはサワークラウトがあります。乳酸発酵で、ほとんどなんでも発酵できます。サラミもそうです。ヨーグルト、果物、グラブラックス、飲み物も発酵したものがよいのです。

これら発酵食品のもう一つの利点は有益細菌です。最近10年の間にパラダイムシフトがありました。突然気が付いて、人間の腸は無菌ではない、すべてを殺菌しなくてもよい、ばい菌に攻撃されているわけではない、実際微生物たちが腸の裏地としてバイオフィルムを作っていて、このため病気から防護している。免疫系の85%は、このバイオフィルムの作るものです。これらの細菌が食物を消化し、栄養の合成、ビタミンの合成、毒素からの防護、気分がよくなる化合物を作っています。この善玉菌がいなければ、私たちは死にます。

それで私たちは乳酸発酵して各種の調味たれ類をつくりますが、酵素と有益バクテリアを多く含みます。ここに作ってあるのはすべて栄養の伝統の本にあるものです。私はこれをスーパーローフードと呼びます。食事をすべて生にしなくてよいのです。料理したものにこのスーパーローフーズを添えればよいのです。そうすれば私たちに豊潤な酵素と有益バクテリアを提供してくれます。



またソフトドリンクとして乳酸発酵したものを進めています。一つは、コンブーチャ、古き良きルートビア、ジンジャービアも乳酸発酵されたソフトドリンクで、非常に健康的です。現在出回っているソフトドリンクに代わるものを、とみな必死で探しまわっています。これらのものを取り戻したいとおもっています。

栄養の伝統パート2(4)16:00

10.2.11

生乳のパワー

多くの様々な研究で生乳が非常に健康的であることがわかっています。少しだけ例をあげると、ラットの研究で生乳を与えたグループでは、よく発達がみられ、毛並みがよく、殺菌乳のラットはB6不足で毛が生えない部分がありました。B6は、殺菌で壊れます。面白いことに、骨を見ると、生乳ラットのものが長く、密度が高いのです。つまり、カルシウムが有効に使われたのです。






モルモットの研究で、骨に使われなかったカルシウムの使われ先を見ました。生乳モルモットは優れた発達があり、異常がなかった。殺菌乳モルモットは、発達が悪く、筋肉が固く、やつれている、一年以内に死亡。解剖では、カルシウムが軟組織、皮膚、関節、心臓その他の臓器に層になっていました。つまり、殺菌すると、カルシウムは同じ量ですが、体は効果的に使うことができないのです。


これもラットですが、生乳ラットは発達がよく、目が澄んでいる、毛並みにつや、そして、性格がよい。研究者に抱っこされるのが大好き。殺菌乳ラットは、発達がまちまち、毛並みが悪い、目つきが悪い、貧血である。ラクトフェリンが破壊されているので、乳の鉄分を吸収できなかったのです。バイタリティの欠如、性格が悪く、研究者を噛む。


殺菌乳から生乳に変えた親からよくきくのは、子供たちの態度行動の変化です。幸福感、学校での集中力、夜によく眠る、よく手伝う、明るくなったということです。前はそうではなかったと。

ヨーロッパの研究で、生乳は、ぜんそくとアレルギーから守る最強のファクターであるということがわかりました。ぜんそくは命を脅かす病です。最大の利益があるのは、1歳までの間に生乳をとったかどうかです。生乳では死にません。ぜんそくで死に至ります。

情報源ですが、ウェブサイトのrealmilk.comでパワーポイントの情報、生乳に反対する意見に対する回答などが得られます。UKでは生乳がブームであるとのことで、大変うれしいです。アメリカでも広告を出しています。みなさんに生乳が手に入る場所をおしえています。インターネットは大変良い情報源です。(10:51)栄養の伝統パート2(3) http://vimeo.com/10502171

8.2.11

生乳と殺菌乳

生乳には、五つの病原体防御システムがあります。
殺菌すると、これが重大に減少します。超高温殺菌にした場合、これらほとんど全部がなくなります。それが使われているのが乳児用の粉ミルクです。病原体が侵入し、なんの防御もないのです。殺菌された牛乳は問題です。生乳が言われていた以上に危険です。今日それがわかるようになりました。





食物媒介性の病気についてですが、第一は魚と魚介類、鶏肉、卵、ポーク、ビーフ、と続き、殺菌された牛乳でももっと最後の方です。それなのに、なぜこれほどまでに生乳は悪いとされるキャンペーンの対象になったのでしょうか?脅威でも問題でもないのに。すべては、「経済」と関係があり、「公衆衛生」とは関係がないのです。過去30~40年間の殺菌牛乳被害を見ると、3年前、マサチューセッツ州で殺菌乳が原因で3人が死亡。2009年欧州では殺菌されたチーズで6人死亡。しかし、こういったものは新聞の見出しになりません。

母乳には菌がないわけではありません。病原体があります。しかし、驚くべきことに、それは新生児の生涯を決定する免疫系を刺激し、形成します。母乳や生乳で育児中の赤ちゃんを殺菌された環境に置くのはよくないのです。生涯出会うことになる病原体に準備するのです。生乳を飲んでいると、その母親や動物の出会う種類の病原体に対処するものが含まれています。驚くべきシステムです。



こちらが典型的な乳タンパクであるラクトフェリンです。3次元の美しいものです。これらが病原体を殺し、栄養を運び、体内に取り入れますが、殺菌した場合、この分子が壊れてしまい、人体はこれを異物と判断します。このため、多くの人々が殺菌乳や高温殺菌乳でアレルギーや、免疫障害をおこすのです。液体牛乳の消費は毎年1%ずつ減少しています。乳が生なら、人体はこの多くの利益を取り入れます。



生乳は自発的に消化します。生乳の酵素は消化管で活性化し、成分のすべてが吸収されます。それで、生乳は赤ちゃん、老人、損傷した消化系の人、損傷した免疫系の人にとって有益なのです。人体はなんの仕事もしなくてよいのです。一方で殺菌された乳は消化が難しく、体は多くの仕事が必要で、異物と感知されたタンパク質に対処しなければなりません。

健康民族は動物性を生でも


Sally fallon part 2-1

第四の原理

これは食物を加熱するかどうかという問題です。すべての伝統的文化では加熱しました。暖をとるための熱が必要でない熱帯地方でも、です。ほとんどの場合、植物性食物を加熱しました。植物には毒性、反栄養素などがあるので、加熱によって中和するのです。概して、植物は、加熱によって栄養がより多くとれるようになっています。動物性食物に関しては、どの文化でも、生と加熱の両方で料理されました。

生の動物性食物をどこでも食べていました。生乳も含めてです。生バター、生クリーム、生チーズ、マリネした生の魚、魚介類、生カキ、タルタル、カルパッチョ、ケベ、などなどの生で食べる料理があります。すべてを生で食べる必要はありませんが、B6はここからとれます。B6は、欠乏すると多くの病にかかわります。B6は、熱に弱く、ほとんどは生の動物性食品からとりいれます。最良の食源は生の乳です。それで、生乳を毎日飲んでいれば、生肉を食べなくても大丈夫です。

生乳についてのスライドは非常に急いでお話しします。最後に参考となる情報源などを入れます。ウェストンAプライス財団は米国では生乳の第一の擁護者です。これまで生乳は危険だとか、飲むと死ぬなどと言われてきましたが、現在では、生乳は、比類なく安全かつ、病原体を殺す成分があることがわかっています。その一つは、ラクトペルオキシダーゼという酵素で、これを私たちは、涙や唾液に持っています。

また、ラクトフェリンは、多くの病原体を殺し、体内に入れる時には鉄分をよく吸収させる働きがあります。また病原体から鉄分を取り上げます。鉄を好む病原体は結核菌などです。昔は結核を患った人は生乳を飲ませて治していました。カンジダも鉄を好む菌です。これもラクトフェリンで死にます。

血液の成分も生乳に含まれています。白血球、Bリンパ球など、赤血球をのぞくすべてのものが入っています。特定脂肪、炭水化物もです。ここで強調したいのは、ホールミルクをのむことです。このすべての重要なシステムは脂肪に含まれています。

酵素は病原体を殺すのみならず、様々な働きがあります。その他、有益細菌、B12、B12を吸収させるための成分、病原体からB12を取り上げる成分があります。

5.2.11

放し飼いの卵

栄養の伝統(10)

本当に放し飼いにされた鶏の卵とそうでないスーパーの卵には非常に大きな差があります。ビタミンDは8倍、ビタミンAは2倍です。オーガニックと書いてあれば、その間です。バターも、牧草飼育のものと牛舎飼育のものとは色が違い、ときどき着色料が入っていますが、ふつうは白いのが牛舎のもの。牧草飼育バターの黄色いのはビタミンAのサインです。10から13倍のビタミンA、3倍のビタミンDがあります。また、ラードの場合、放牧のものには従来のものの12倍のビタミンDが入っています。100ユニットのビタミンDが大匙1杯に含まれています。これでビタミンD問題は解決です。また、生チーズはすばらしい完全食であり、農夫たちの第一の利益源です。これらのコレステロールと脂肪いっぱいのチーズを怖がらないでください。



脳も臓器であり、栄養が必要です。脳に栄養を与えるものは体にも栄養を与えます。赤ちゃんに特に必要なのは、卵黄とレバーです。動物性食物に含まれる特別なものは亜鉛で、脳の発達に必要です。


前半最後のスライドですが、栄養濃密な食物は果物と野菜だと政府は言います。果物と野菜は食事に使うのは素敵ですが、肉や内臓に比べて栄養濃密ではありません。葉酸、鉄、亜鉛、銅、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンCは、りんごやニンジンよりもレバーに多く含まれます。B6とB12は非常に重要なものです。経済が厳しくて肉をあまり食べられないなら、レバーを月に一回とれば、赤身の肉を毎日とるのと同じだけB6とB12をとることができます。果物と野菜についての私たちの観点は、よい脂肪の乗り物としてです。バター、クリーム、ラードをのせると素晴らしく栄養濃密になります。これで前半(パート1)を終わります。
パート2へつづく

トランスフォーマー

栄養の伝統(9)

私たちが強調しているのは、牧草飼育の動物です。雌牛は聖なる動物です。彼女は、ステップアップしたトランスフォーマーです。私たちでは消化できない草を食べ、ビタミンA、Kに転換してくれ、日光を取り入れてビタミンDに転換してくれ、そこから作ったバターや内臓肉として私たちは取り入れます。だから、それらを食べるとき、彼女を仰ぎ見るのです。




こちらは、放し飼いの鶏のモデルです。通常、畜産農場では鶏小屋を移動可能にしてあり、牛がいた1日後の場所に移動させます。そのため牛のタンパク質をとりいれられます。

「効率」産業的牛舎のモデルでは、「利益」が優先で、多くの牛が屋根の下でひしめいていますが、動物たちに残酷であるばかりではなく、私たちにも残酷です。産業的農業が始まり、私たちにとって最も重要な栄養素が食物から消えました。これでもオーガニックと銘打たれています。放し飼い、外に自由に出れる、と。この納屋のどこかに小さなドアでもあるのでしょうが、怖くて出られないでしょう。



4.2.11

ビタミンK2

栄養の伝統(8)

プライス博士が研究した第三の脂溶性活性物質は、彼が活性物質Xと呼んだもので、現在では動物性K2として知られています。これは動物が緑の草などの植物性K1を取り入れて作ったものです。未開のスイスの村にあったオレンジ色のバターは、非常にビタミンK2豊富であったのです。


K2の働きは、成長で、特に顔の形成です。これが不足すると、顔を三等分した真ん中の骨の形成が悪くなり、顔が細くなります。また、葉酸とカルシウムを歯や骨に送り形成すること、K2の豊富な人の唾液では虫歯になりません。これが虫歯予防です。フッ素や歯磨き粉ではありません。オランダの研究では、K2は、動脈の石灰集積と炎症を予防し、K2不足から起こる心臓病を予防し、それらすべては、これまで食べるなと言われてきた食物に含まれています。K2は、骨髄合成と、学習能力にかかわっており、正常な再生に重要です。


これらのビタミンA,D,Kは、ともに協力しており、AとDは細胞にタンパク質合成を指示し、Kは、ADの合図に従って、タンパク質を活性化します。また、分離された形ではなく食物からとるもので、肝油、その他の今日お話ししている栄養濃密な食物からとります。


ビタミンKは、動物性食物のみからとれるのではなく、植物からもとることができます。納豆は発酵にかかわる菌がK2を作ります。少しくさいので、私は次のものからとるのが好きです。ガチョウのレバーパテです。チーズは優れた食源です。脂肪のみならず発酵されています。卵黄、チキンのレバー、脂肪のついた肉、これらは動物たちが屋外で日光に当たっていたらすばらしい食源です。サワークラウトも食源です。

うつから守る栄養

栄養の伝統(7)

西洋では、伝統的に牧草を食べた畜産品から脂溶性活性物質を得ていました。バター、クリーム、チーズ、放し飼いの卵の黄身など。これは第二次世界大戦ごろまで続けられていましたし、イギリスではもっと長く子供たちに肝油をあげていました。1952年か53年ごろまで肝油をあげていたと思いますが、その頃生まれ育った人々は大変健康です。人々は肝油が健康補助食品として非常に良いことを知っていましたが、すべては抗生物質に追い出されてしまいました。製薬会社は、肝油をみんなに忘れてほしいのです。現在アメリカでは肝油を取り戻しつつありますが、人々は肝油が毒であると思っていました。


私たちは、その頃内臓肉もよく食べました。週に一回はレバーを食べるのが典型的でした。ソーセージやパテにかくして食べていました。それでまずさを克服していました。また、ラードを使って料理していました。放牧された豚のラードはビタミンDのすばらしい食源です。こちらは、インターネットに出回っているニセ看板ですが、言葉は本当で、ビタミンDは、体にうつ病から守る神経化合物を作る助けになるのです。

ビタミンDの話

栄養の伝統(6)

ビタミンD


ビタミンDの神話もあります。十分なビタミンDを得るために顔と手を日光に毎日10分あてなさい、ということです。これを今なお政府の役人がいうのを聞きました。これは完全に間違いです。ビタミンDを得るためには日光が頭上真上からあたらねばならず、この国(英国)では7月と8月の真昼間です。その時に外に出て日光にあたれば、100でも1000ユニットでもビタミンDを得られるでしょう。しかし、そのほかの季節には日光からビタミンDを取ることができません。ビタミンDを貯蔵できるのは数週間のみです。したがって、これを食物からとる必要があります。


その他のビタミンD神話ですが、ビタミンDを食物からとることはできない、と政府の役人が今日でも言っています。どの食物にビタミンDが含まれているか、言いたくないのです。なぜなら、何年もかかって悪魔化してきた食べ物類ですので。魚の肝油、魚の肝臓、キャビアはビタミンDが非常に高い値です。ある実験でわかったのは、17000ユニットのビタミンDが大匙1杯のキャビアに含まれています。魚介類、魚卵、脂っこい魚、昆虫、バター、卵黄、内臓肉、鳥の脂肪、豚の脂肪にも豊富にビタミンDが含まれています。私たちの食事にはこれらが含まれていたのですが。もちろん、この動物たちが日光にあたっていたら、です。しかし、これらの食物の悪魔化と農業の産業化により、ビタミンDは減少しました。その結果が今子供に現れてきています。私は母乳の擁護者ですが、母親はビタミンD豊富でなければなりません。そうすれば子供も十分なビタミンDを得ることができます。


ビタミンDはビタミンAと同様、身体の形成、ミネラル代謝、筋肉の緊張、に必要です。食事にビタミンDが豊富であれば筋肉を鍛えなくても筋肉ができます。自然に。健康な皮膚、インスリン産生。スカンジナビアでの研究で、赤ちゃんを二つのグループに分け、一つのグループには1歳までの間に肝油を与え、他方のグループにはタラ肝油を与えず、そのほかは何の食事のアドバイスもせずに成人しました。結果として、タラ肝油を与えたグループでは糖尿病がゼロでした。肝油で健康的なすい臓ができたのです。すい臓が多くのインスリンを出します。免疫系、神経系、細胞機能、良い気分になる化合物、エンドルフィン、自然の大麻物質、アヘン物質を体が自然に出すはずで、脳のレセプターがありますが、それはすべてビタミンDに依存します。最後に、長寿です。


総合ビタミンD、ビタミンD2について警告します。エルゴステロール(プロビタミンD2)と呼ばれるものですが、ある日、それがどうやってできるかを知りました。なぜそう呼ばれるかも。それは麦角菌に放射線をあてて作られていました。LSDの原料です。これは動物性のビタミンD3とは反対のはたらきをします。D2は、硬組織の軟化、軟組織の硬化をします。動物実験でD2は石灰症を引き起こしました。D2は、ベジタリアンの豆乳、ライスミルク、オートミルク、アーモンドミルクなどに含まれています。それでこれらの加工食品は避けたほうがよいのです。